3 Themes of my Photography

宗教に対する不信感を、京都東福寺の禅僧にぶつけたところから、禅の世界との縁が始まりました。
1000年以上にわたり50年に一度の催しとして、2016年3月に京都東福寺で行われた、大摂心・大法要の様子を、歴史上の初のオフィシャルとして、修行僧と寝食を共にしながら撮影。
以降、定期的に京都に出向き、今まで撮影されることのなかった禅の世界を撮り続けています。
一見閉鎖的である仏教の世界が、あくまでも「異教徒」である平林を受け入れ、共通の目的のために、共に活動をするころに大きな意義を感じています。

 
 
 
 


太陽をモチーフに、困難な状況においても失ってはならない希望を「陽」 - HARU –と見立て、2011年4月以降現在まで、東北各地を中心に、その変遷を撮影。
 
現在まで、多くの方達の志をいただき、7カ国、18箇所で写真展を開催してきました。
 
被災から一年後に始まった写真展の最初のテーマは、「風化防止」で、より多くの方達に東北を応援していただくことを目標としましたが、時がすぎ、回を重ねるごとに、開催地によって、テーマが変化していきました。
 
 
 
 

写真集 「陽」- HARU -  河出書房より発刊
 


Exhibition

 
「陽」- resilienceÈ

  Year
1
City
2
Country
3
Theme
4
1
2007 Tokyo Japan the world through my eyes
2 2012
Tokyo Japan 「陽」- HARU - 
3 2012 Tokyo Japan 「陽」- HARU -
4 2013 Kobe Japan 「陽」- HARU -
5 2013 Okayama Japan 「陽」- HARU -
6 2013 Brussels Belgium 「陽」- Dawn in Japan -
7 2013 Paris France 「陽」- L'aube -
8 2013 Tsukuba Japan 「陽」- HARU -
9 2013 Suzuka Japan 「陽」- HARU -
10 2013 Tokyo Japan  「陽」- resilience -
11 2014 Shanghai China  「陽」- 冬去春来 -
12 2014 Shanghai China  the world through my eyes 
13 2014 Taipei Taiwan  「陽」- 謝謝台灣 -
14
2014 Shanghai China  
15 2015 Bangkok Thailand 「陽」- Dawn in Japan - 
16 2015 Busan Korea 「陽」 - 빛, 울림 - 
17 2016 Busan Korea 「陽」 - 빛, 울림 -  Part II 
18 2016 Seoul Korea 「灯」the light
19 2016 Hitachi Japan 「陽」 
20 2016 Tokyo Japan 「禅」 Put the World in This.
21 2017 Seoul Korea 「陽」Photo & Trip
22 2017 Beijing China 「禅」 Put the World in This. 
23 2018 Kesennuma Japan  「陽」- Light and Letters - 見ようとすれば見えるものたち。 
24 2018 Paris France 「禅」 Put the World in This.
25 2018 Kyoto Japan  「陽」- Light and Letters - 見ようとすれば見えるものたち。
26 2018 Hangzhou China 「禅」 Put the World in This. 
27 2019 - Italy (Plan)

 

Profile

Katsumi Hirabayashi
 
【撮影・写真提供実績】
ウィーン・フィル、パナソニック、シャープ、キヤノン、キヤノンコリア、キユーピー、オリエンタルランド、ブリジストン、ヤマハ、電通、三越、カナダ観光局、日本国外務省、臨済宗東福寺、JR九州、TDK、国学院大学、駒澤大学、ダイワハウス、獨協大学、西濃運輸、石巻市、スタミナ太郎、セガフレード、東急不動産、アメリカ海軍、内閣府、等




【歴史】
東京生まれ
 
・1994〜
ユーゴスラビア、ルーマニア、ブルガリア等、体制転換直後のヨーロッパ各地を周り、見聞を広めるとともに、写真で物事を伝えることに興味を持つ。
 
・1997
オーストリア・ウィーンに居を構え、東ヨーロッパを中心に活動
 
・1998
パリに引っ越し。
外資系商社に勤務
 
・2007
退社
海路上海に渡り、中国を横断。チベット・ラサに滞在後、エベレストへ。ヒマラヤ経由で、ネパール、インドへ
写真事務所 Studio KTM設立
 
・2011
東日本大震災に際し、宮城県石巻市にて、がれき撤去、続いて、家族写真撮影、破れた写真の復元等、写真を通じたボランティア
小山工業高等専門学校で講義「英語を使って生きる。」
ジャズ奏者日野皓正氏と南三陸・石巻慰問
 
・2012
写真集「陽」発行(河出書房)
 
・2013
EUにおける日本政府主催「Japanese Week」に、写真代表として参加(ベルギー・ブリュッセル)
EESC(欧州社会経済評議会)にて、パネラーとしてシンポジウムに参加(ベルギー・ブリュッセル)
ウィーンフィルのパンフレットに写真提供
EU日本政府代表部塩尻全権大使より、写真活動に関する感謝状
パリ事務所開設
神戸大学シンポジウムにてプレゼン
 
・2014
上海事務所開設
読売新聞全国版「顔」に掲載
CANON株式会社オフィシャルサイトに写真提供
CANON株式会社のCSR活動報告にて紹介される
石巻市の復興プロジェクト(ECサイト構築・観光誘致等)に参画
 
・2015
日本大学にて写真に関する講義
釜山日本人学校にて講演
タイ、タマサート大学社会福祉学部にて、社会における写真のあり方に関する講義
大阪経済大学人間科学部で講義
静岡県伊東市立宇佐美中学校にて講演
 
・2016
キヤノンアカデミー(ソウル)にて講演「世界を撮る。世界をつなく。」
日本国外務省の推薦により、ブラジルテレビ局SBTの日本特集に出演
京都東福寺大法要(50年に一度)の公式撮影を担当
東京国立博物館で写真展示
同志社大学で社会学部メディア学科で講義
人道支援を目的とした軍事演習、Pacific Partnershipにて、アメリカ海軍船に乗船
 
・2017
スコットランド大臣の日本視察に同行
写真集「Put the World in This.」発行
大阪市立小学校にて講演
 
・2018
中華人民共和国径山万寿禅寺にこもっての撮影
アメリカ海軍船 Mercy に乗船
同志社大学でメディアに関してのシンポジウム主催(予定)
 


 
【思うこと Socially Engaged】
商社で働く会社員をやめ、カメラマンとなってから、10年が過ぎました。
企業のための写真を撮る、という一般的な商業カメラマンとしてスタートしましたが、3年が過ぎた頃、「自分の写真は、自分がもらうギャラのため。クライアントの企業さんの売り上げを伸ばすため。それはそれでいいけど、なにか足りなくないか??」と、自分が、自分とその周囲のためだけに仕事をしていることに違和感を感じるようになりました。

そして、東日本大震災が起こりました。
茨城の我が家も大規模半壊という、大きなダメージを受けました。
瓦礫撤去のボランティアとして向かった宮城。作業の休憩時間に、地元の方から言われたこと。
「プロの写真屋さんか?じゃ、なんで写真撮らないんだ?撮って、このことをみんなに伝えてくれよ!」
写真家としての義務を指摘され、それが、
 
「自分の仕事は、写真を撮ることではない。撮った写真をつかって行動して行くことだ。」
 
という気づきへと、つながっていきました。
自分の身の回りの世界からでも、少しづつでも、変えていきたい。そして、そんなことを考えている人々が、世界には、国や人種にかかわらず、少なからず存在する。他方、個人にも企業や組織にも。写真は、言語に依存しない。そして人間の直感に訴えていく。そして、人々がつながるきっかけを作っていく。
以降、今日に至るまで、長い時間目を背けてきたことに目を向け、より多くの人、そして社会・世界全体が、少しでもいい方向に向くよう、写真家である以前に、この世界に暮らす一人の人間として、自分にとって最大の力を発揮できる「写真」でなにができるか、を模索し続けています。

Power of Photography